四月四日　日曜日

朝刊を取りに出ると、庭先に藤の花房を覆っていた薄皮が沢山落ちていた。これから花はどんどん大きくなる。葉が出るより先に満開になって欲しい。枝葉が伸びるとたちまち花を覆い隠してしまうから。「こでまり」の小さな花も開き始めた。白い綿帽子のような花の塊が細い枝にふわりと乗っている。もうダメかと思っていた八重咲のクレマチスにも、沢山花芽が付いている。初めの頃の花は、大輪だったけど、この際、小さくても、ご愛敬。咲いてくれるだけで、嬉しい。
レモンも新芽が吹いてきた。でも、今年も実は期待できないだろう。夫の大事にしている山椒で、昨日は、タケノコの木の芽和えを作った。レモンも山椒も、もうじきアゲハ蝶の幼虫に食べられる。それはそれで、良しとしよう。夫は嫌がるけれど。
今日は雨。小鼓を打つのには最高の日。何よりも、音が良い。