ご挨拶Greeting
私の本を手に取って下さった方も、まだの方も、初めまして三好昌子です。この度は、このホームページにおいでいただき、ありがとうございます。
子供の頃から本好きで、小説を書きたい思いはあったのですが、中学生の頃、画家になると決め、本格的に書くことはありませんでした。
結局、画家の道も中途半端なまま結婚し、出産後、手描き染め関係の会社をやったりするうちに、ある日突然、小説を書かないまま死にたくない、との強い思いが湧き起こってきました。
今から思うと、幼い子供を連れて仕事をしようとした私に、世間の風は思いのほか冷たく、その現実から逃げたかったのかもしれません。
本気で小説を書き始めたのが、三十三歳の時。会社は休眠し、専業主婦をしながら書き続け、やっとデビューにこぎ着けたのが、五十八歳の時。実に二十五年もの月日が経っていました。
時間は掛りましたが、むしろ、これまで学んできたことのすべてが、小説の中に生かされているような気がします。
代々神主の家に生まれ育った私は、子供の頃から、「神様」に関心がありました。
「神とは何ぞや?」
いつしかそれが小説の主要なテーマになっていました。ですから、私の小説の中には、様々な「神様」たちが、いろんな形で隠れているかも……。
ともあれ、そこはエンターティンメント。私の書く物語は、二十五年間、樽の中でじっくり醸され続けたお酒のようなもの。どうぞ、お試しあれ。
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