三月二十三日　火曜日

チョコレートケーキを焼いた。板チョコは随分前に用意していたし、材料は揃っていたのだが、気分が乗らないまま、バレンタイン・デーが過ぎてしまった。
本も見てみたが、普段作っているパウンドケーキにアレンジしてみることにした。ただ、バターの量は百グラムに減らし、五十グラムの板チョコを配合。ココアも入れた。レーズンをブランデーに浸してから、息子が資格試験を受けるのに、お酒はちょっとまずいのでは、と思った。
急遽、ブランデー無しのレーズンで作ることに。食べやすいようにカップで焼いたが、少々焼き過ぎて表面が焦げた。それでも焼き立ては美味しかった。少し甘味が強い気がした。お砂糖はいつもきび糖を使う。あっさりした甘味になる。
仕事場に持って行き、お茶の時に夫と食べた。冷めると甘味が薄くなる。それにバターを減らした分、パサパサした感じだ。バターは通常の量でも良いかも知れない。チョコレートを増やすという方法もある。改善の余地はあるけれど、甘いのが苦手な夫は、美味しいと言ってくれた。
ブランデー漬けのレーズンは冷凍庫に入れてある。今度はフルーツケーキを焼こう。残った板チョコは、チョコチップクッキーか、あるいは、そのまんまカジる。