三月二十一日 日曜日

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三月二十一日 日曜日

2021.03.21昌子の気まぐれ日記

昨日、能楽を観た。古民家を改装した地域のコミュニティセンターのイベントだった。
小鼓の先生が書いた新作能で、「アマビエ」を題材にしている。定員が四十名ほどで、観客席は、土間にパイプ椅子を並べたシンプルなものだ。玄関の板の間と奥の座敷を使い、背景には緑の松の金屏風が置かれている。
狭い場所を、上手に使い、なかなか趣があった。前能は「鍾馗」。「アマビエ」共々、疫病退散がテーマだ。地の底から湧き上がって来るような、地歌の声が好きだ。それに、耳をつんざく篠笛の音色、要所に自在に打ち込んで来る、太鼓や大鼓、小鼓の音。
間近で見る迫力と、さらにアマビエの厳かな美しさに圧倒され、とても楽しい時間だった。終わってから、外に出ると、三分咲きの桜。夫の迎えを待つ間、近く神社に寄って、コロナの終息を心から願った。
神様に心から祈りたい気持ちにさせられた、「アマビエ」だった。

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