三月十一日　木曜日

三・一一。一・一七の日と同じで、この日の新聞は苦手だ。震災の記事がほとんどを占める。「忘れてはいけない」のだろうけれど、忘れていないと日々を幸せでいられないほど、胸が痛くてとても辛い。特に、当時の写真で紹介されている子供たち。時が止まったまま、その瞬間を映した笑顔を見ると、守れなかった命が、悔しくて仕方がない。
私ですらそうなのだから、被災地の人たちは、もっと辛く苦しい思いをしているだろう。
どうか、新しい命を得て、再びこの世に生まれて来て下さい。そして、思いっきり幸せな人生を、末永く過ごして下さい。
そう願わずにはいられない。